くらふぁーむでは、在来種の保護を目的として、日本蜜蜂と一緒に暮らしています。
野生に属する日本蜜蜂に敬意を表し、強制的な分蜂群の捕獲や無理な採蜜はしません。
群にとって余裕がある時だけ、混ざりもののない貴重なはちみつを、時間をかけて垂れ蜜でいただいています。
日本蜜蜂のはちみつは、国内流通量の1%に満たないほど貴重なもの。
日本蜜蜂ならではの、旬の花々の蜜を集めた百花蜜です。
採蜜後は、マルシェなどのイベントで販売し、収益は蜜源環境の整備・充実にも還元していきます。
日本蜜蜂の蜜ろう
採蜜すると、副産物として蜜ろうも出ます。
日本蜜蜂の蜜ろうは、はちみつと同様に貴重です。
くらふぁーむでは、蜜ろうを抽出し、自家用クリームをつくっています。
厳しい農作業で荒れた肌を優しく包んでくれる蜜ろうクリームは、冬の農家の必需品。
はちみつと一緒に、いつも感謝の気持ちでいただきます。
くらふぁーむと日本蜜蜂
庭にいても畑にいても、ブンブン羽音が聞こえます。
何が好きで、どの花から何色の花粉が採れるのか、興味は尽きません。
どんなに忙しくても、羽音に導かれるように、鎌を置いて蜜蜂達の好みや習性の観察が始まります。
四季を通して十分な蜜源を確保できるよう、挿し木や種まきで蜜源を増やすことも欠かせません。
日本蜜蜂をつぶさに観察するようになり、これまで気づかなかった植物の名前や他の昆虫、食物連鎖の命の営みへの理解も少し深まりました。
まだまだ知らないことばかりです。
太古の昔からこの日本で暮らしてきた日本蜜蜂が、日本の生末をいつまでも見守ってくれますように。。。
そして、日本蜜蜂が繁栄し、命を全うできる自然環境を守れますように。。。
日本蜜蜂の将来を、私たちの将来と重ねながら、これからもくらふぁーむで、一緒に暮らしていきたいと考えています。