マルシェ日記

降水確率80%で、参号館1Fのアトリウムに開催場所が変更された11月2日のToyota Street Market。

ただの雨ではなくて、まさかの大雨の予報。

こんな天気で、わざわざマルシェに来ていただけるかなぁ。。。

そんな心配をしながら、冷たい雨の中、野菜を収穫しました。

濡れた野菜は、調整作業や検品、梱包にいつも以上に時間がかかります。

ある程度キリがついた時には、すでに夜中の2時をまわっていました。

当日の朝、雨の中で搬入作業を終え、がんばって準備した野菜を並べてホッと一息。

いざ始まってみると、予想とは裏腹に、オープンと同時にたくさんの方が寄ってくださって、黒大豆枝豆は何と30分もかからずに完売！

「もっと持ってこれたらよかったなぁ」と思う反面、「あれ以上睡眠を削るのは無理だなぁ」という本音が頭をよぎります。

今の自分にできるベストを尽くしたのは間違いないので、こんなに喜んでいただけたことが、嬉しくてたまりませんでした。

この他に、最高に嬉しかったことがもうひとつ。

少し前のToyota Park Marketで甘長トウガラシを買ってくださった方が、「あの甘長はこれまでで一番美味しかった！」と、最後の一袋をまた購入してくださいました。

農薬や肥料を一切使わないくらふぁーむでは、圃場に暮らすたくさんの生き物の営みに助けられながら、野菜や果物は自分に合ったペースで育ちます。

野菜を美味しくしてくれるのは、草であり、虫であり、鳥であり。。。くらふぁーむで繰り広げられる自然の循環そのもの。

だからこそ、誉め言葉をいただくと、畑のみんなに「ありがとうね」と言いたくなります。

売れないかもと心配していたのがウソのように、今回もまた逆に元気をいただく結果になりました。

雨の中来てくださった皆さん、本当にありがとうございました❤

10月26／27日は、ストロベリーパークみふねさんで開催された秋の収穫祭に出店させていただきました。

去年の収穫祭以来のありがたいご縁で、今回で3度目の出店です。

1年前の自分に思いを寄せて今日までの道のりを振り返る、いい機会になりました。

当初は、販売できる商品が少なすぎて単独では心もとなく、コラボ出店でスタート。

その後覚悟を決めて独り立ちし、商品数が多くても少なくても、自分の畑と田んぼでできた商品を、プライドを持って販売することにしました。

今回のマルシェでは、合計11品目を準備することが出来ました。

数を多くそろえられなかった商品もあります。

ですが、今の自分にできるベストを尽くした結果なので、恥ずかしさも後悔もありません。

自分に合ったペースでゆっくりと成長していく自然農の野菜たちのように、私に合ったペースとやり方で前進していきたいと考えています。

そして、今回のマルシェでは、くらふぁーむのキーワードである「つながり」を感じる商品もありました。

令和6年産の黒米は、3年前から自分で収穫したお米を種籾としてつなげてきたものです。

生のジャンボ落花生は、大好きな地域の大先輩からいただいたものを大切に保管し、種として使いました。

ナスも、心優しい地域の大先輩が苗を分けてくださったもの。

ローゼルは、伯父が10年以上前から毎年育てていたものの種を分けてもらい、くらふぁーむの畑につなぎました。

そんなおコメや野菜たちをお客様にお届けできて、幸せです。

くらふぁーむがたくさんのつながりに支えられて成長していることを感じ、嬉しくてたまらなくなりました♪

9月21日のToyota Park Marketは、当初心配された雨も降らず、明るく開放的な雰囲気の中で開催されました。

今回の注目商品だった穂紫蘇と甘長トウガラシは、それぞれ200本と350本以上をお届けすることができました。

特にシソの実は、スーパーで見かけることはほとんどないため、馴染みのない方も多かった様子。

「シソの実って食べられるの？」と驚く方から、「オリーブオイルに漬けてパスタで食べたら美味しそう」と興味津々の方、「こうして食べたら美味しいよ」と新しい食べ方を教えてくださる方まで、色々なお話で盛り上がりました♪

私たちの周りには、実は栄養価が高くてとっても美味しいのに、見過ごしてしまっている自然の恵みがたくさんあります。

今回お届けした穂紫蘇もそのひとつ。

お客様と直接お話できるマルシェは、そんな埋もれた（？）食材の良さをお伝えする絶好の機会です。

さて、今回のマルシェで心に残った言葉は、「出会いは宝物」❤

この言葉を聞いた時、ハッとさせられると同時に、とても穏やかであたたかい気持ちになりました。

振り替えると、ひとつひとつの出会いの積み重ねが今の自分であり、くらふぁーむそのものだと気づかされます。

人との出会いはもちろん、動物や植物、昆虫を含む様々な命との出会い、風景から四季の香りまで、日々の「一期一会」を大切に生きていきたいという気持ちを新たにしました。

ありがとうございました❤❤

9月7日は、豊田市駅前の歩道で開催されたToyota Street Marketに出店しました。

今回は、薬味の王様とも呼ばれる茗荷（ミョウガ）、ナスや甘長トウガラシ、葉ダイコンをメインに、8品目を準備。

スタートから売れ行き絶好調で、「全品完売」の喜びを味わうことが出来ました。

今回のマルシェで印象に残ったことが2つあります。

ひとつ目の葉ダイコンは、美味しい上に栄養価が高いので、私も大好きな野菜のひとつ。

ただ、アブラナ科の野菜が大好きなのは、私達だけではありません。

モンシロチョウやカブラハバチなんかが知られていますが、彼らも葉っぱが大大大好き！

そのため、農薬を使わないくらふぁーむの葉ダイコンの葉にも、小さな穴があいてしまっていたりします。

「お客様に受け入れていただけるだろうか。。。」と一抹の不安を抱いていました。

ところが、興味を持ってくださるお客様に虫のことや穴があいていることをお伝えしても、「そんなの全然気にならない」と、笑顔で次々と買ってくださったんです。

こんな方々に支えていただいていると思うと、心の底から嬉しい気持ちになりました。

お客様の反応が気になったもうひとつの商品は、ストロベリーポップコーン。

どれくらい準備しようか悩んだ結果、次回用に持ち帰るつもりで全て持参することにしました。

そうしたら、まさかの完売。

これも、自分が頭で考えていることと実際のニーズとの違いを理解する上で、いい勉強になりました。

そんなことを振り返りながら色々と考えていた時に、マルシェでポップコーンを買ってくださった方から、写真付きで「美味しかった」とメッセージをいただきました。

じわぁぁぁぁぁっと広がる幸せな気持ち❤

こんな素敵なメッセージでマルシェを締めくくることができるなんて、本当に幸せですっ！！

8月17日に桜城址公園で開催されたToyota Park Market。

早朝から気温が上がるのが早く、38度越えのとにかく暑い1日でした。

あまりの暑さに歩く人の数もまばらで、農作業をしているわけでもないのに汗が噴き出てきます。

そんな中、元気をくれたのは、くらふぁーむに寄ってくださるお客様の明るい笑顔💕

人気商品なのに今年は不作でなかなか数が出せないトマトは、棚に並べた途端に完売してしまいました。

バイカラートマトをはじめ、くらふぁーむの自然農の野菜を楽しみにして、うだるような暑さの中、わざわざ足を運んでくださったお客様には、感謝の気持ちでいっぱいです。

本当にありがとうございました。

午後に立ち寄ってくださった顔なじみのお客様から「またトマト売り切れちゃったの？！」の一言。

申し訳ない気持ちと嬉しい気持ちがごちゃ混ぜになって、「来年は、また100袋以上のトマトをお届けできるよう、がんばるぞっ！」と、やる気がフツフツと湧いてきました。

同じお客様が、「ここは、ちょっと変わった面白い野菜やレシピがあるからいい。次はいつ？」と言いながら、おススメ商品として取り上げたローゼルの葉っぱと甘長トウガラシを購入してくださいました。

5通りくらいお伝えした食べ方を、いろいろ試してみたいとのこと。

こうやって、美味しい野菜や楽しみ方でつながることができるのも、マルシェならではの醍醐味です。

ものすごく暑い1日でしたが、だからこそ、足を運んでくださるお客様の存在が、まるで炎天下のかき氷のようだと痛感した1日でした。

7月20日、桜城址公園で開催されたToyota Park Marketに出店しました。

毎回、場所や時間帯が変わる度、人気の商品が変わるので、マルシェへの出店は学びの宝庫。

今回も、色々な方とお話しでき、とっても楽しい時間を過ごすことが出来ました。

その中でも、格別に嬉しかったことが2つあります。

ひとつ目は、令和5年産の黒米が完売したこと。

最後の一袋をお客様にお渡しした時、純粋に胸がいっぱいになりました。

まるでひとつの甲子園が終わったような、大きなタスクをやり遂げたような感慨です。

ふたつ目は、お客様からの嬉しいフィードバック。

前回のマルシェでトマトを購入してくださったご夫婦が、トマトの苦手な娘さんも、美味しく食べることができたと教えてくださったこと。

農家として、こういった声を直接聞ける以上の喜び、思いつきません💕

汗をいっぱいかきましたが、それ以上に元気をもらった、実り多き1日でした。