古来から神事に使われ、お赤飯の起源と考えられている赤米。
健康と美容にいい成分がたっぷり入っているので、近年注目が集まっています。
くらふぁーむで育てているのは、うるち米のベニロマン。
出穂すると、稲の種子の先端にできるのげ(針状の突起物)が赤褐色なので、稲穂が風に揺れる様子は、ついつい見とれてしまう美しさです。
赤米を加えると、ご飯が淡いさくら色に染まり、癖のない優しい味わいのお赤飯が楽しめます。
白米に混ぜて炊くだけなので、とっても気軽に取り入れられて、続けやすいのも人気の理由。
そんな手軽さと美味しさから、赤米と黒米をセットで購入し、その日のメニューや気分に合わせ、古代米を使い分けて楽しむという方も多いんです。
赤米に含まれる栄養素とは?
赤米の色は、お米の種皮と果皮の部分に含まれているため、精米せずに玄米でいただきます。
そのため、玄米が持つビタミンやミネラル、食物繊維を、余すところなく摂取できるのがポイント。
生活習慣病の予防にも効果的な食物繊維は、白米に比べ6〜8倍、疲労回復や糖質の代謝に不可欠なビタミンB1は、約5倍含まれていることが分かっています。
そんな栄養価の高さに加え、赤米のパワーは、アンチエイジング効果でも有名な、ポリフェノールが豊富に含まれていることにあります。
赤米に含まれているポリフェノールは、ワインや渋柿にも含まれるタンニンで、赤米を赤くしている色素成分。
細胞の老化を防ぐ抗酸化作用で知られています。
タンニンの特徴・効果
老化防止に効果的な、強い抗酸化作用を持つタンニン。
体内の酸化が進むと、あらゆるレベルでの老化現象が進み、動脈硬化やがん、糖尿病といった生活習慣病の原因にもなってしまいます。
タンニンの抗酸化作用は、この酸化ストレスを軽減してくれるので、ぜひ積極的に摂り入れたい成分。
また、血管や組織を縮める収れん作用があるので、肌の引き締め効果も期待できるそう。
タンニンには美白作用もあり、お肌のシミやくすみも防いでくれるので、美容面でも嬉しい効果がたくさんあります。
脂質の代謝を促進する働きもあるので、健康的に理想の体重に近づくサポートもしてくれるんですよ。
肌の引き締めや美白といった美肌効果から、生活習慣病の予防・改善まで、若々しく健康的に生きていく上で、とても頼れる存在と言えます。
赤米ご飯で美味しい健康習慣を(まとめ)
赤米は、健康と美容にいい栄養素をたっぷり含んだ古代米。
古代ロマンを感じさせる見た目から、生け花やドライフラワーにも使われる、美しさと栄養を兼ね備えた美米です。
近年の健康ブームで少しずつ認知度が上がってきたものの、赤米はまだまだ希少なのが現状。
さくら色の優しい色合いとまろやかで癖のない味わいで、美味しいご飯を更に美味しく、華やかにしてくれます。
自然農法で大切に育てた赤米で、美味しい健康習慣を始めませんか?