黒米は、ポリフェノールをたっぷりと含む、アンチエイジングや美容に効果を発揮するスーパーフードです。
また、血液をサラサラにしてくれるため、生活習慣病の予防もしてくれます。
漆黒の黒米を加えると、ご飯全体がキレイな紫色に染まり、まるで華やかなお赤飯のよう。
いつものご飯がもっちもちの食感になり、香ばしい香りが食欲をそそります。
混ぜて炊くだけという手軽さで、一度黒米ご飯を食べると病みつきになり、リピーターになってくださる方も多いんですよ。
黒米に含まれる栄養素とは?
黒米は、玄米の状態でいただきます。
そのため、精米の過程で失われてしまうビタミンやミネラル、食物繊維まで、しっかり摂取できるんです。
それだけではありません。
黒米がスーパーフードと呼ばれるのは、栄養価の高さに加え、健康と美容を左右するポリフェノールが豊富に含まれているからです。
体の酸化・老化防止に効果的なポリフェノール
ポリフェノールには、老化を早める活性酸素を除去・抑制する抗酸化作用があることが分かっています。
活性酸素が増えると、私たちの体は、まるで鉄が錆びるように、次第にツヤや丈夫さを失っていきます。
ここで注目したいのが、黒米独特の真っ黒な色素成分であるアントシアニン。
ブルーベリーやローゼルにも含まれるポリフェノールの一種で、強い抗酸化作用で知られています。
それでは、アントシアニンの抗酸化作用について、もう少し詳しく見てみましょう。
シワやシミを改善し、若々しい肌へ
プルンとしたツヤ肌に不可欠なコラーゲンは、年を重ねるにつれ、質も量も低下していきます。
その結果、肌は徐々に柔軟性を失い、たるみやシワが目立つようになります。
アントシアニンは、減っていくコラーゲンを補い、肌の老化を食い止めるのに効果的。
また、シミを予防する作用があることも知られています。
肌を紫外線から守り、ターンオーバーを改善してくれるアントシアニンで、みずみずしいツヤ肌を手に入れましょう。
血流を改善し、疲れをためない目へ
テレビやパソコン、携帯電話と、朝から晩まで目を酷使する生活を送っていませんか?
目の筋肉の緊張状態が続くと、血流が悪化して目が疲れてしまいます。
疲れ目を放置すると、肩こりや頭痛などの症状が出るようになり、慢性化してしまうケースも少なくありません。
アントシアニンには、血管そのものの老化防止や、血液をサラサラにして血流を改善する働きがあることが分かっています。
血流がスムーズになることで筋肉の緊張がほぐれ、疲れ目が改善されるんです。
内臓脂肪を減らし、キレイに理想の体重へ
脂肪の代謝を促進してくれるアントシアニンは、健康的なダイエットの強い味方。
内臓脂肪の蓄積は、高血圧や糖尿病、動脈硬化、そして肌トラブルの原因にもなります。
アントシアニンには、コレステロールの排出を促し、お腹周りの脂肪の蓄積を抑える効果があることが分かっています。
血中の脂肪を減らし、血糖値の上昇も抑えてくれるので、生活習慣病の予防にもおススメです。
その他の栄養素
黒米には、ポリフェノールの他にも、各種ビタミンやミネラル、食物繊維、必須アミノ酸など、様々な栄養素が詰まっています。
脚気を防ぐビタミンB1や、高い抗酸化作用と血液サラサラ効果で知られるビタミン
Eも、たっぷり入っているんですよ。
代謝アップや脂肪燃焼にも欠かせないナイアシン(ビタミンB群の一種)は、白米の約9倍の量が含まれているので、ダイエットにも効果的。
カルシウムは白米の2倍以上、食物繊維も6倍以上と、まさにいいこと尽くめの食材です。
黒米の味と食感
「良薬は口に苦し」と言いますが、黒米の魅力は、体にいい上に美味しいこと。
キレイな紫色に色づいた黒米ご飯は、何とも食欲をそそります。
ホッとするような素朴な香ばしさが味わえるのも、黒米ならでは。
もち米の朝紫を加えると、もっちもちの食感が全体に広がって、美味しさだけでなく満足感もアップします。
どんなおかずにも合う上に、カレーやおむすび、おはぎにもピッタリ。
黒米で自家製甘酒をつくれば、華やかな色合いと濃厚な味わいで、絶品の甘酒に仕上がります。
加える黒米の量を変えると、白米や玄米の色づき具合が変わります。
その日のおかずや気分に合わせ、色々な配合を楽しんでみてください。
黒米ご飯で美味しい健康習慣を(まとめ)
黒米は、健康と美容にいい栄養素をたっぷり含んだスーパーフード。
2,000年以上にわたり、神事や宮廷料理、薬膳料理に使われてきた歴史があります。
手間がかかる上に、白米に比べ収量も少ないため、全国的に生産量が少なく、とても希少なお米です。
高い栄養価に加え、食欲をそそる見た目と香ばしい味わい、もっちもちの食感で、ご飯の美味しさを更に引き立ててくれる、嬉しい食材。
自然農法で大切に育てた黒米で、美味しい健康習慣を始めませんか?